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政局のはなし(政局速報)

マア、政策の話は抜きにして、政局の話をしようや

安倍総理-菅官房長官ラインは終わるのか

昨年の内閣改造自民党役員人事以降、二階俊博幹事長を中心に党の力が強まっているのは周知の事実だ。

反面、影が薄くなりつつあるのは菅義偉官房長官(神奈川2区・当選7回・無派閥)。今思えばの話だが、菅官房長官のほころびの始まりは昨夏の参院選で、おひざ元の神奈川県選挙区(改選4議席)で自民党の2人目の候補者で中西健治氏の公認問題があったころからだ。

中西議員は2010年の参院選みんなの党で当選後、麻生太郎財務大臣に気に入られて、みんなの党解党後に自民党会派入り。2016年の選挙では結局自民党の公認を得られず無所属で出馬して、当選直後に追加公認になった(当選2回・その後麻生派入り)。週刊誌では、三原じゅん子を推す菅と中西を推す麻生の代理戦争なんて記事がよく出ていた。マア、実際は菅は三原じゃなくて、公明党の新人をやってたって噂があるが。とにかく、三原じゅん子を推す自民党神奈川県連(と菅官房長官)はなりふり構わず中西氏を落とそうとしたが、麻生派の全面バックアップで結局中西氏は当選した。これが菅氏のほころびの始まりだったようにに思う。それまでは菅氏批判の記事なんてあんまり見なかったけど、参院選中くらいからチラホラでてきた。

さて今日(2月27日)発売の『週刊ポスト』は嵐の櫻井翔報道ステーションの小川キャスターの恋愛の記事に目が行くが、ひっそりと「安倍・麻生・二階が狙う菅義偉「政治的暗殺」なんて記事がある*1

新しいことは書いていない(唯一、甘利氏の麻生派入りは安倍総理が菅氏同席の場で麻生氏に頼んだということは初耳だ)が、最近の稲田防衛相や金田法務相らの批判に対してのダメージコントロールが聞いていないのは菅官房長官の影響力が低下しているからだという。記事によると昨年の内閣改造時に菅氏が幹事長ポストを狙ったことで総理の不興を買った。一方の二階幹事長は「官邸」から権力を「党」に引っ張る思惑があり、麻生副総理は大宏池会を作って、安倍退任後は自身の率いる大宏池会と、安倍の出身派閥である細田派の中から、2人で総理を選ぶキングメーカーになることを目論んでいるという。安倍・二階・麻生それぞれの思惑がある中で、菅氏の権力を削りにきており、その試金石が予算成立後に内閣改造を行い、菅氏が外れるという記事だ。

官房長官は党内の基盤が弱く。これまでは神奈川県内の無派閥の議員は菅に近いといわれていたが、甘利氏らに4人も対立する麻生派にもっていかれた。先週、記事にも書いたが、甘利氏ら5人の麻生派入りは、意外な思いだった。どちらかといえば、菅氏に近いと思っていたから。これは我々が感じている以上に党内で菅氏の影響力が低下しているのだろう。とはいえ菅氏は党外におもしろい人脈を持っていて、維新の会の松井代表・大阪府知事とも緊密だ。一時は菅氏は自民党内の菅派を作るために維新の会に肩入れしてどっかのタイミングで自民と合流させて菅派をつくる気だ、なんて噂もあった。菅氏が党外の資産をどのように活用できるか着目していきたい。