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政局のはなし(政局速報)

マア、政策の話は抜きにして、政局の話をしようや

安倍総理は森友学園追及を逃げ切れるか2

 森友学園関連の疑惑のヤマは「政治家の関与」の有無であって、思想教育や安倍昭恵夫人に話を広げると、論点が伸びきって追及は頓挫すると先日指摘したが、昨日、そのヤマの「政治家の関与」について大きな動きがあった。

 共産党小池晃参議院議員(3期・全国比例)が「自民党議員の事務所」と森友学園・籠池理事長との面談記録を予算委員会で示すと、即日、自民党鴻池祥肇 参議院議員(こうのいけよしただ、衆2、参4・兵庫県選挙区)が会見をした。いわく、籠池理事長から土地取得の便宜を依頼されたが、拒否したと。

 共産党の国会質問から、即日鴻池議員が会見をするという流れは責任追及を深めたい野党にとっては1ポイントゲットというところだろう。鴻池議員に何回も陳情していたのだから、ほかの議員にも働きかけていただろうと想像するのが普通だ。

 さて今日発売の週刊文春(3月9日号)に「安倍晋三記念小学校“口利き”したのは私です」という記事がでている。(ウェブ版のリンクは↓)

bunshun.jp

 政権としては、この記事で森友学園については終わらせたかったに違いない。記事は故鳩山邦夫事務所の参与として活動していた人物が、実名で近畿財務局の担当者と面談をして口利きしましたという内容だ。しかし、鳩山邦夫氏は故人であることや、肝心の口利き部分の告白も「手ぶらで出向き、パンフレットなどを見せることもしませんでした。『私の息子も通わせるつもりだ』と言えば、信用を得るのは十分でしょう」と口利きしたのか口利きしてないのかわからないような内容になっている。つまり、誰も傷つかないような記事で、見方によっては故人に責任を押し付けて問題終結を図ろうとした政権側の提灯記事にも読める。死人に口なし。もし昨日の小池議員の質問・鴻池議員の会見がなければ、新たな事実として大きく取り上げられただろう。それを防いで、自民党議員との接触があったと証明した野党はやはり一歩先んじたといえる。

 そんな大きく動いた一日であったが、一夜明けた今日の予算委員会ではややこう着状態か。きょうも小池議員は質問で追及したが、昨日に続いて答弁に立った財務省の佐川宣寿理財局長(さがわのぶひさ、東大経・57年入省)は顔色一つ変えずに、のらりくらり答えて逃げ切った。衆の予算委員会で質問に対して立ち往生していた大臣と比べると、この理財局長のタマはすごい。さすがの大蔵官僚だわ。食えない。

 

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