政局のはなし(政局速報)

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今村復興大臣の辞任→後任は吉野正芳議員か

 今村雅弘興大臣(衆7期・比例九州、二階派)が二階派のパーティの挨拶で「(震災は)東北でよかった」発言をして更迭される事態になった。先日のブチギレ記者会見から3週間ぶり2回目のチョンボである。

 先日の記者会見での「自主避難している人は自己責任」や、今回の「東北でよかった」発言をみても、結局この人は当事者意識なんてなかったんだろうと思わせる。政治家として復興にかける情熱も、思いもなかったんだろう。地元は佐賀の人だから東北震災・復興といってもピンこなかったのかもしれない。(その分、仕える官僚としてはやりやすかっただろう)

 後任がとりざたされているのは吉野正芳・衆復興委員長(衆6期・福島5区、細田派)。福島原発被害地の選出だから、復興について思い切った政治判断はできないだろうが、今村大臣のような被災地の感情を逆なでする失言はないだろう。安倍総理は抜擢ではなく復興に詳しい即戦力を選んだ形だ。

 選挙の意味でも東北がらみの失言は非常に痛い。内閣と自民党への支持率が高い中で目立ちにくいが東北では自民が負けている。昨年の参議院選挙では東北6県(ともに改選1議席)のうち自民が勝ったのは山形のみで、のこりの5県、青森、岩手、山形、宮城、福島は民進・野党系候補が勝っている。政権・自民党としてもテコ入れが必要な状況で地元選出議員を復興大臣に投入したことになる。

 なお、今村雅弘氏は二階派だが、新大臣の吉野正芳氏は細田派。二階派は大臣のポストをひとつ失い、鶴保庸介沖縄北方大臣(参4期・和歌山選挙区)のみとなった。二階派はいわゆる「入閣待機組」がダブついており、当選7回の大臣未経験者が1人、6回が3人いる。今村氏失言で彼らは喜んだかもしれないけど、派閥のパーティが辞任の原因ならポストは他に流れちゃうよね。

(参考)

www.fnn-news.com