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政局のはなし(政局速報)

マア、政策の話は抜きにして、政局の話をしようや

森友学園、問題の行方はワイドショーが決める

森友学園 安倍晋三

 森友学園の籠池理事長の国会での証人喚問がおわった。印象としては籠池理事長は質問に対してオドオドすることなく、ハキハキと答えていた。プレゼンテーションの効果なのか、何度も何度も「安倍昭恵夫人から100万円の寄付をいただいた」と堂々と証言されると、こちらまで、あれ、寄付は本当なのかな、もしかするとアッキーがウソついてんのかな、と思ってくるから不思議だ。証人喚問後に昭恵夫人facebookで寄付金について「その旨の記憶がない」という表現で否定しているのも引っかかる。なんで、もっと強い表現で否定しないのだろうか。

 結局のところ、籠池証言によって今後については3つの方向が固まった。

  1. 東徹参議員ー松井大阪府知事への批判・責任追及
  2. 安倍昭恵夫人との証言のズレの追求と、おつきの経産省職員を通じての口利き疑惑
  3. 自民党柳本卓治参議員への事実確認・追及

 1について、今日の喚問では自民党はなんとしても維新(大阪府)への責任追及に誘導したいんだな、と思うような内容だった。午前中トップバッターの自民・西田昌司参議院議員(2期・京都、無派閥)は「問題の本質は、資金が足りないのに小学校建設を認めた大阪府の対応」と問題のすり替えをしていた。どう考えてもこの問題の核心は「土地取得について政治家の関与があったかどうか」だ。ただ、あれだけ松井知事の名前が出てくる以上、舞台は大阪府の対応に移るかもしれない。

 一方の野党は昭恵夫人と籠池理事長との発言の整合性を攻めてくるだろう。100万円の寄付はそれ自体は問題にもならないくらいの小さな話だが、「小学校の建設に私か妻がかかわったのなら、議員も総理もやめる」といった安倍総理の発言と、偽証も問われる証人喚問という重い場で証言した籠池理事長の発言に対して、昭恵夫人facebookだけでいいのか、という話にもなるだろう。

 3については早くもコメントで事実を否定したし、スルーされそうな感じ。確かに柳本卓治参議院議員(1期・衆6回、二階派)といっても誰?という感じで燃え上がらなそうだ。

 最近炎上している森友学園豊洲の問題は、ニュース番組ではなく、ワイドショーで取り上げられて燃え広がっている。昨日の証人喚問を受けての反応も、新聞や21時-23時代の報道番組ではなく、むしろ朝昼のワイドショーの報道のされ方で今後の行方が決まる。

石原宏高議員、コンビニの朝飯まで政治資金計上

週刊文春

 政局でももはや何でもないが、今日発売の週刊文春に石原宏高衆議院議員(3期・東京3区、石原派)が朝にコンビニで買うパンやコーヒーの代金を、自身が代表者である自民党支部で計上をしているという記事がでている。豊洲の問題がなければ石原慎太郎氏も着目されず、親父が目立たなければ石原宏高氏なんか調べないだろうから、豊洲から流れ弾が飛んできた形だ。ちっちぇ流れ弾だ。

 記事で指摘されているのは2010年~2012年分の収支報告書で、舛添知事がケチが原因で辞任し、政治資金と私用の費用がクローズアップされた時よりもずいぶん前の話で気の毒だなと思う面もある。また記事中には一切触れていないが、石原氏は2009年の民主党政権交代選挙で落選しており*1、文春の記事は浪人中の話である。

 浪人中であることを加味すると「カネに困ってたから政治資金からだしてたのか」ととるのか「議員でもないただの人なのに文春はこんなことを書くのか」ととるのかは微妙なところだが、まあケチなのは間違いない。

(参考)
週刊文春』3月30日号「春の夜の夢/石原宏高「スタバでひとり朝食」も政治資金の金銭感覚」

bunshun.jp

*1:2012年12月の総選挙で返り咲き

白石徹議員死去につき愛媛3区で補欠選挙になる見込み(10月29日投開票)

補欠選挙

 さる17日、愛媛県第3選挙区選出の白石徹衆議院議員(自民・2期、麻生派)が死去。10月29日(日)に補欠選挙になる見込みとなった。

 白石氏のことは訃報で初めて知ったが、60歳というから若い。補選の規定では3月15日までになくなると4月の第4日曜日に行われるはずであったから、関係者にとってもしっかり冥福を祈ってから補選に臨んでほしい。

 なお選挙区の愛媛3区は新居浜市西条市四国中央市の3市で、保守的な地域だろう。四国中央市に至っては、県会議員の定数3のうち3人とも自民系だ。

 昨年の参議院の選挙の愛媛三区内の比例投票先は以下の通り。

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 自民5万7000、公明2万、民進2万9000、共産1万だから今のままではこの議席は動かないだろう。あるいは10月までに解散して総選挙になっている可能性もなくはないか。

森友学園問題について船田元議員が再度発信

サンデー毎日

 先日の朝日新聞に続き、今日発売のサンデー毎日でも船田元衆議院議員(11期・栃木1区、額賀派)が森友学園の問題についてインタビューに答えている。

 内容はほとんど先日の朝日新聞に掲載されたものは同じで、自身の学校経営の経験から、(森友学園の)国有地の取得のスピードが不可解に早い、国有地の値引きはありえず、籠池理事長の背後に政治家がいるのではないかというものだ。

 純朴な(?)栃木人の船田氏と、押しの強そうな関西人である籠池氏のキャラの違いはあるものの、それを差し引いても船田氏の指摘はそうなんだろう、と思わせる。

 同記事では藤井裕久元議員(衆2012年引退)も国有地の取得にコメントしており、いわく、役人は前例を無視しての融通しない。まっとうな理財局長だったら財務大臣に相談するだろう、と暗に麻生財務大臣を示唆してるような発言になっている。なお、藤井元議員は大蔵官僚出身、財務大臣経験者で、役人の行動原理はよくわかっているだろう。

 船田氏の発言は至極まっとうで、どうまっとうかと言えば、国有地の取得に政治家がかかわったのではないか、という森友学園問題の核心部分を指摘しているからだ。

 国会で野党が攻めている名誉校長の安倍昭恵夫人やら、100万円の寄付やら、愛国教育やらは枝葉の部分で、この核心部分を追及していく必要がある。逆に論点のウイングを広げると、議論が散漫になってうやむやで終わるよ。

(参考)
サンデー毎日』4月2日号「サンデー時評/藤井裕久、船田元が森友疑惑の核心を糺す-崖っぷち安倍政権」

(↓先日、船田議員の朝日新聞インタビューを書いた記事)

seikyoku.hatenablog.com

衆院4月解散説

産経新聞

 3連休でネタがないのか、産経新聞が月内解散説が与党にくすぶっていると報じている。(与党にくすぶってても解散を決めるのは総理だから何の意味もないんだけど)

 解散説は常にある。昨年の秋ごろにささやかれていたのが、12月にプーチン会談後に北方領土にケリをつけての解散。結局は北方領土どころか、ロシアとは経済連携のみでおしまい。ずっこけて解散どころではなくなった。

 一方で、予算が上がった頃に内閣改造をやるだの、解散をやるだの説が依然のこっている。カギは野党が弱いこと、都議選後では小池新党がらみの不確定要素が大きいこと、そして公明党OKがでていること、の3点だ。

 現行の小選挙区制度においての自公の選挙協力はダイレクトに議席数に直結するので公明党OKがでていることは非常に大きい。今であれば自民は大きく負けることもないだろうし、安倍総理にとって解散をする価値は十分にあるとは思う。逆にやらないという理由は、9月のトランプの来日までは解散をしない、というくらいではないだろうか。この外交がらみの制約がどの程度重要なのかは正直よくわからない。

(参考)

4月23日総選挙あるか 森友問題+都議選+公明…政府・自民に月内解散論 (産経新聞) - Yahoo!ニュース

月内解散? 都議選の流れ変える 森友…「逃げた」印象 (産経新聞) - Yahoo!ニュース