蓮舫、また連合ともめる
予算審議期間中にもかかわらず全く存在感のない民進党だが、また連合とガタガタやってるようだ。
連合、蓮舫降ろし開始 「原発ゼロ前倒し」根回しなしに反発 産経新聞 2/17(金)
民進党の蓮舫代表が崖っぷちに立たされている。次期衆院選の公約として検討中の「2030年原子力発電ゼロ」が、党最大の支持団体である連合の猛反発にさらされているのだ。連合は一定条件のもとで原発再稼働を容認する立場で、事前協議を怠る蓮舫氏への不信感を募らせる。「蓮舫降ろし」の動きが本格化しそうだ。(松本学、山本雄史)
この産経のニュースは「蓮舫おろし開始」という部分は産経らしい見出しのつけ方で、実際になにかアクションを起こしているわけではない。しかし先日来、基幹労連の組合員アンケートで民進支持より自民支持が上回ったこと、化学総連が連合離脱といったことが報道されており、連合の中(とくに旧同盟系)でもかなりの危機感と蓮舫民進党への不信感が高まっていることがわかる。
そんななかで、政策面の「事前すり合わせ」不足で反発されるというのは相当なチョンボだ。事業仕分けで根回し抜きに突然公開の場でバッサリとやるノリそのままに公約も決められているとなると、これはもはや与党を目指す政党ではない。
ましてや連合傘下には原発利害関係者である電力総連やらなんやらがあり、民進党内にも電力総連の組織内議員として小林正夫(参・当選3回。東電労組出身)氏、浜野喜史(参・当選1回・関電労組出身)氏がいる。共に比例では20万票以上集票しており、上位で当選している。彼らが党内でどういった動きをするのか注視していきたい。