政局のはなし(政局速報)

マア、政策の話は抜きにして、政局の話をしようや

甘利明元大臣 麻生派いりの余波

今週は文春も新潮も甘利明元大臣らが麻生派した影響を報じている。麻生派は甘利氏らを受け入れ自民党内第三派閥になった。派閥内には有力なプリンス(ポスト安倍)がいない中で、麻生太郎氏自身が総理を目指しているとも聞こえているが、果たして……?

甘利明が復権狙い麻生派入り 派閥拡大競争の陰に”大臣病”」(『週刊文春2017年2月26日号』)

  • 甘利氏は麻生派入りを迷っていたが、側近の田中和徳(当選7回・神奈川10区)氏に突き上げられた。
  • 田中氏は大臣適齢期で、同じように選挙基盤の弱い福田峰之(当選3回、神奈川4区)氏、中山展宏(当選2回、神奈川9区)も麻生派入りを決断した
  • 人数で麻生派に抜かれた二階派だが、石原派の平沢勝栄(当選7回・東京17区)が石原派と二階派の合併に熱心になっている

「麻生が笑い、岸田が身構える大宏池会構想」(『週刊新潮2017年2月23日号』)

  • 甘利明氏ら5人が麻生派入りした背景は、麻生氏は今後谷垣グループ、山東派と合流して第二派閥になったうえで岸田派との合併を目指すもの
  • 麻生氏自身は、総理への再登板をあきらめ、キングメーカーとして存在感を残すことにした

このところ派閥の動きが活発化している。文春の記事では石原派の二階派合流を持ちかけている平沢勝栄氏は昨日派閥を脱退するという報道がされた。石原派-二階派合併の線は遠のいたとみていい。でもそもそも石原派の二階派合流なんて、今日の文春で初めて聞いたけど。

一方の、麻生派-谷垣派麻生派事務総長の森英介氏と谷垣派の重鎮の逢沢一郎氏が会食をしている報道もされているので合流に向けて話し合いが続いているのだろう。

(参考)自民・平沢勝栄氏が石原派退会へ “対小池戦略”原因か(TBS NEWSi 2017年2月15日)

 自民党東京都連平沢勝栄衆院議員が、石原前都連会長が会長を務める「石原派」から退会する見通しとなりました。去年の都知事選をきっかけに生じた石原氏との路線対立が原因の一つだと指摘されています。
Q.石原派を退会する意向?
 「知らない、知らない」(自民党 平沢勝栄 衆院議員)
 石原派からの退会を聞かれ、ノーコメントを連発する平沢氏。しかし関係者によると、平沢氏の意思は固いということです。
 「もう一人、大年増の厚化粧がいるんだ」(石原慎太郎 元都知事、去年7月)
 「小池候補は自民党の人間ではない」(自民党 石原伸晃 都連会長<当時> 去年7月)
 去年の都知事選挙で、父親の石原元知事とともに小池氏を厳しく批判する石原前都連会長。平沢氏は石原氏のもと、都連幹部として今の小池都知事と選挙戦で対立しました。しかし、選挙後も小池氏との対決姿勢を崩さない石原氏と異なり、平沢氏は小池氏との対決を避ける方向に方針転換。平沢氏の石原派退会は、こうした小池氏に対するスタンスの違いが一つの理由となったのではないかという見方もでています。
 平沢氏は今月中にも退会届を提出する見通しで、ベテランの平沢氏が石原派から離脱すれば、7月の都議選にも影響しそうです。(15日16:56)

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2984010.html

(参考)麻生派と谷垣グループが合流へ連携強化、幹部会談で一致 麻生・逢沢会談も調整へ(産経ニュース2017.2.13)

 自民党麻生派森英介事務総長、谷垣グループの逢沢一郎代表世話人ら双方の幹部が13日夜、都内で会談した。出席者によると、麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相が持論とする自民党内の「2大派閥」による競争が重要との認識で一致。安倍晋三首相の後任となる「ポスト安倍」候補の擁立に向け、将来的な合流を視野に連携を深めることを確認した。

 麻生派側はこの日の会談で、麻生氏と逢沢氏らとの会談を提案し、谷垣グループ側も受け入れた。今後、会談の日程を調整するが、具体的な合流の時期についての言及はなかったという。

 麻生派と谷垣グループは、ともに宏池会(現岸田派)の流れをくんでおり、幹部らが合流に向けた意見交換を重ねている。麻生氏は党内最大派閥の細田派(97人)を念頭に、「2大派閥」の構築に向けて勢力拡大を目指しているが、谷垣グループには麻生派や岸田派との合流に慎重な意見もある。

 会談には、麻生派山口俊一鈴木俊一両副会長と松本純国家公安委員長、谷垣グループの棚橋泰文前幹事長代理、中谷元(げん)前防衛相が同席した。